TOEICの単語学習をしたいと思っているけど、
- 金のフレーズと銀のフレーズのどちらから始めたらいいのかわからない
- 最短でTOEIC600点を取得したい
- 銀のフレーズの学習方法を知りたい
上記のようなことでお悩みの方は、当記事を最後までご覧ください。
当記事では、銀のフレーズが選ばれる理由、金のフレーズとの違い、効果的な学習方法、どんな人におすすめかなど、銀のフレーズの内容を網羅しております。
僕が大学の4年間でTOEIC225点から875点までスコアを伸ばすまでに、効果のあった単語習得方法もまとめているので、参考にしてください。
銀のフレーズの特徴3選
銀のフレーズは、TOEIC990点(満点)を何度も取得し、TOEICを100回以上受験しているTEX加藤さんが著者を務めている人気「特急シリーズ」の一つです。
金のフレーズの初心者版
銀のフレーズは金のフレーズのベーシック版ともいわれている通り、金のフレーズのレベルが少し高いと感じる人を対象とした単語帳です。
しかし、極端にレベルが低いわけではなく、中学生までに習う英単語+TOEICに頻出されるビジネス英単語が掲載されています。
実際に金のフレーズと重複した単語が550語掲載されており、銀のフレーズをマスターすれば、金のフレーズの学習もスムーズにできるようになります。
TOEIC特化の単語帳
TOEIC人気本を数々執筆されている筆者が、受験回数100回以上の中で分析し、頻出の単語のみを厳選しているため、一切無駄のないTOEIC向けの単語帳になっています。
見出し語だけでなく、例文から解説までTOEICにどのように出題されるかまで丁寧に解説されており、TOEIC受験をした際に、覚えた単語帳が出たという感覚を味わうことができます。
覚えやすいフレーズ
TOEICに頻出な見出し語を厳選したのみではなく、効率性に重きを置き、人間の短期記憶の限界といわれている7語以下にまとめており、覚えやすいように工夫されています。
そのため、フレーズを覚えることで、リスニング・文法・リーディングのスコアアップが期待できます。
銀のフレーズと金のフレーズの違い
目標とするスコアと対象者
銀のフレーズと金のフレーズの一番の違いは、目標とするスコアと現在の英語力です。
銀フレは初心者向けに作られているため、単語力に自信のない人やゆっくり基礎を固めたい人は銀フレ。TOEIC高得点を目標としている人は金フレを選ぶと間違いありません。
目標スコア
銀のフレーズ ⇒ 600点
金のフレーズ ⇒ 730点~990点
対象者
銀のフレーズ ⇒ 初心者レベル
金のフレーズ ⇒ 中級者・上級者レベル
網羅している単語のレベル
共通している550単語を除くと、銀のフレーズは高校受験で必要な基礎単語を主に見出し語として使用し、基礎単語+TOEIC頻出単語を学べる単語帳になっています。
反対に金のフレーズは、引用からもわかる通り、基礎的な単語は覚えられているのが前提で作られているため、TOEIC頻出単語のみの単語帳になっており、より手の届きにくい英単語も収録されています。
金のフレーズは、主要な高校受験単語集に掲載されている単語は、「TOEIC特有の意味がある」もしくは、「出題例がある」などの特別な理由がなければ、見出し語として取り上げていません。
覚えるべき範囲
金のフレーズは単語がスコア別に設定されており、730点を目指している人はすべての単語を覚える必要性はありません。
しかし、銀のフレーズは初心者向けに作られていることもあり、1冊を覚えきる必要があります。
銀のフレーズ商品内容
著者 | TEX加藤(TOEICの受験回数が100回を超え、990点を何度も取得) |
価格 | 本:979円
アプリ:800円 |
音声 | 以下2種類の音声が準備されており、学習方法によって使い分けが可能です。
「見出し語(英語)⇒日本語例文⇒英語例文」 「見出し語(英語)⇒英語例文」 |
内容量 | 主要単語が1000単語(フレーズ)
その他の単語が約375単語
※金のフレーズと550語重複している |
特徴 |
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銀のフレーズ価格比較
銀のフレーズの価格比較です。
書籍は中古本などは、各サイトによって変化はありますが、新品はどのサイトでも979円と固定されています。
また、アプリで購入する場合は800円と少しだけ、安価に購入をすることができます。
銀のフレーズの最安価 | |
Amazon | 979円 |
楽天 | 979円 |
Yahoo | 979円 |
Abceed(アプリ) | 800円 |
銀のフレーズの学習方法
1日で多くの単語に触れる
語学学習で最も大切なのは反復です。
どれだけ完璧に覚えたと思っても、初めて学習したものは、1日後には、60%以上は忘れるといわれています。
少ない単語数を1日で覚えるよりも、多い単語数を繰り返し1週間~1か月単位で覚えるほうが効率的です。
そのため、1日で少なくとも50単語、できれば100単語以上の見出し語に触れられるように目標を定めましょう。
音声と一緒にメイン単語のみを覚える
単語を覚える際に必ず音声と一緒に覚えるようにしてください。
例えば、honestはなんと発音するでしょうか。
×「ホーネスト」
◎「アーネスト」
このようにスペルを見て「正直な」という意味だとわかったとしても、音を間違えて覚えていると、リスニングの際に、理解することができません。
一度間違えて覚えてしまうと変なクセもついてしまうので、初心者ほど発音とスペルを一致させることを大切にしてください。
具体的には、英語のみの音声を使用し、音を聞きながら、本でスペルを確認するという手順で学習を進めるのが効率的です。
この時は見出し語を覚えるだけでOK!赤シートだと少し見えてしまう場合もあるので、注意が必要です。
その際に音声は聞くだけではなく、発音をしながら行うことで単語の定着率もアップします。
フレーズで覚える
見出し語の学習を終えたら、次はフレーズまで覚えていきます。
TOEIC頻出のフレーズを厳選して作成されているので、単語のみを覚えるのではなく、フレーズまでしっかりと覚えるようにしましょう。
単語をイメージしながら覚える
フレーズを覚える際は、言葉を記号のように覚えるのではなく、そのフレーズの情景をイメージすることで、長期記憶に残りやすいので単語の意味をイメージするようにしてください。
銀のフレーズの中にこのようなフレーズがあります。
I hope to see you soon.
あなたに近々お会いできるのを願っています。
これをただ単に音とスペルだけで覚えるのではなく、このフレーズをいう場面を想像して、発音するだけで、知っている単語から使える単語に変わり、自然と記憶に残すことができます。
音声を活用し反復する
日本語を含む音声を使用し、復習を行います。
- 英語の見出し語を聞いたら、日本語の意味を答える
- わからなかった場合は、音声を止めてスペルを見て答える
- 日本語例文を聞き、英文を答える
慣れてきたら音声を止めずに復習ができるようになります。
ここまでできれば銀のフレーズの単語はマスターしたといってよいので、金のフレーズに移ってOKです。
銀のフレーズは本とアプリのどちらがおすすめ
書籍のメリット
効率的に学習が可能
書籍版では、一目で見出し語、日本語訳、フレーズが確認でき、次の単語もすぐに確認ができます。
また、音声は携帯を使用し、スペルは本で確認することで、スピーディーに学習を進めることも可能です。
この時は音声をダウンロードして、携帯は機内モードにするなど集中できる環境を作り出しておきましょう。
集中して単語を覚えられる
書籍版は誘惑がないので、集中して単語学習に打ち込むことができます。
携帯の画面を見ての学習はSNSなどの誘惑と常に隣り合わせのため、無意識にそちらに意識を持っていかれ、集中が持続しにくいですが、書籍は必要な情報のみ掲載されているのもメリットの一つです。
アプリのメリット
荷物にならない
アプリは永久的に使えるだけでなく、荷物にならないのでおすすめです。
書籍は一度覚えると処分をしたくなったり、部屋をきれいにするときにもう使わないからと捨ててしまう場合があります。私も銀のフレーズはもう使わないと思い、学生時代に処分してしまいました。
その反面アプリは、何年間使わなくても、必要になった際に使用できるのは大きなメリットです。
どこでも勉強できる
アプリでの学習のため、少しのスキマ時間を活用して、勉強時間にあてることができます。
1日の平均スキマ時間は1時間といわれており、いつでもどこでも学習ができるアプリ学習は、このすべての時間を有効活用することができるため、単語量を飛躍的に増やすことが可能です。
機能が充実
アプリでは、「学習時間・間違えた単語・復習時間の設定」など様々な機能があり、効果的な学習を行うことができます。
また少しゲーム感覚でも進めることができるため、学習が楽しくなる効果も期待できます。
特に復習は、「忘却曲線に沿った復習」や間違えた回数など「条件指定の復習」などが設定できるため、自分を律して学習するのが苦手な人には向いている学習方法です。
銀のフレーズ注意点
TOEIC高得点者には必要ない
TOEIC高得点者にとっては、銀のフレーズの単語レベルは少し物足りなくなります。
すでにある程度の英語力がある場合は、金のフレーズで単語学習を進めて、さらなる高得点を目指すほうが効率的です。
高得点を取っているが、単語力にあまり自信がないという人は、音声は無料なので、音声を聞いて分からない単語がどれだけあるのかチェックしてから購入するのがおすすめです。
9割の単語が頭に入っていたら、銀のフレーズは必要ないので、金のフレーズを購入しましょう。
金のフレーズと550語重複している
銀のフレーズは、金のフレーズを初心者向けに作られたものなので、550の単語が重複しています。
これは、銀のフレーズ学習後に金のフレーズに取り組みやすい反面、同じ単語が550もあるともったいないと感じる人もいるかもしれません。
しかし単語は同様ですが、フレーズは変えられているので、違った形で同じ単語に触れることで、理解力が深まります。
他の単語帳と同時並行で進めない
語学学習で一番やってはいけないのが、複数の単語帳や参考書を同時並行で進めることです。
知らない単語は一つもないという状態になるまで、他の単語帳に浮気しない!というくらい集中して1冊に取り組みましょう。
銀のフレーズがおすすめな人
TOEIC600点を最速で獲得したい人
銀のフレーズはTOEIC600点獲得に必要な語彙力は網羅しているので、最速でTOEIC600点を目指したいという人にはおすすめです。
英語学習の初心者にとっても、難しすぎず、簡単すぎない単語帳になっているので、ぜひ手に取ってTOEIC平均点以上の600を目指してください。
金のフレーズのレベルを高いと感じる人
金のフレーズのレベルが高いと感じる人は、TOEIC500点以上を獲得するための基本となる単語量が足りていない状態です。
そのような人は、銀のフレーズ1冊をやりきることで、必要な単語力を身につけることができるのでぜひ購入して取り組んでみてください。
よくある質問
金のフレーズと銀のフレーズのどちらに取り組むべきですか?
金フレと銀フレは購入者の英語レベルによって、どちらがおすすめかは変わります。
端的に答えると、TOEIC500点以上なら金のフレーズ、500点未満なら銀のフレーズを選んで間違いありません。
しかし、単語力に自信の有無はあると思うので、一度無料で音声を聴き、8割以上の単語を覚えていたら、金のフレーズ。8割未満なら銀のフレーズに取り組んでみてください。
ちなみに単語を覚えているの基準は、英語で見出し語を聞いて、ストップし、2秒以内に日本語訳が答えられるのかどうかで判断するのでOKです。
銀のフレーズだけでTOEIC600点に届きますか?
単語量としては十分にTOEIC600点に届くレベルです。そのうえで、文法やリスニング、リーディングの学習にも力を入れて取り組む必要があります。
おすすめな参考書もありますが、一番は同じ公式問題集を何度も解くことです。
日本語⇒英訳にする必要はある?
結論から言うと必要です。
TOEICは英文⇒日本訳のため、必要なさそうに感じますが、英文⇒日本文より日本文⇒英文のほうが難しく負荷が高いので、リスニングや文章中に出てきたときに、より早く自分の中で変換が可能になります。
そのためにあえて、日本文⇒英文を作成できるように本書は設定されています。
何周したら金のフレーズに変えたほうがいいですか?
もともとの英語力も異なるため、何周やれば大丈夫という明確な数字はありませんが、単語を覚えていると言えるのは、英単語を聞いて2秒以内にその答えが出る状態なので、この状態の単語が9割以上になれば、金のフレーズに移ってOKです。
そこからは単語帳で触れるのではなく、公式問題集等を解き、問題の中で触れるように意識してみてください。
まとめ
TOEIC初心者にとっても最も大切なのが、知っている単語量を増やすことです。
銀のフレーズはそのニーズを完璧に満たし、スコアアップの基礎力を身につけることにうってつけの一冊になっています。
料金も1000円未満で費用対効果もバツグンなので、英語学習をこれから始める人・TOEIC受験を考えている人は特におすすめなのでぜひ購入して学習をスタートさせてください。