英語文法を学習しようと考えている人「英文法はどう勉強すればいいの?」「英語の偏差値が全然上がらない・・・」具体的な学習方法を教えてください。
こういった疑問に答えます。
僕は紹介する勉強法でTOEICで言えば文法問題のミスが1つになり、スピーキング力も伸ばすことができました。
本記事は「文法の勉強をどのように始めたらいいのかがわからない」という人に向けて書いています。この記事を読むことで、どのように英文法を勉強すればいいのか、またその期間とゴールのイメージがつくようになります。
英文法は勉強する必要あり
英文法は学ぶ必要がないという意見を聞きますが、これは大きな間違いです。日本人が英文法を学ぶ必要性について3つの視点から説明していきます。
学習効率を飛躍的に向上
英語は「単語」「文法」「発音」の組み合わせによって初めて理解できるようになっています。文法を理解せずに、適当に単語を並べても英語でコミュニケーションをとることもできません。しかし、文法は英語のルールでもあるので、初めに理解しておくことでその後の学習効率を大幅にUPすることができます。
コミュニケーションを取れるようになる。
英文法を理解すれば、あとは語彙力を増やしていくだけで英語でコミュニケーションを取れるようになります。日常英会話で使用される単語は、中学生までに習うものがほとんどであるため、最低限のコミュニケーションは英文法を完璧にすればできるのです。また、英語脳と言われるように、英語を聞いてそのまま理解できるようになるのも、文法を理解していればこそできる代物です。
自然に英文法は身につかない
日本人が英語に触れる機会を増やしても、英文法が自然と身につくことはありません。それは、5歳ごろまでに言語脳が出来上がり、自然と覚えた言葉を日本語の文構造で理解してしまうからです。この違いを理解するという面でも、ノンネイティブの私たちは英文法を学ぶ必要性があるといえます。
英文法を身につけるとは
英文法の学習のゴールを、関係代名詞やSVOCなど、「文法の意味を他人に自分の言葉で説明できる」「学んだ文法を使ってオリジナルの文章を作成できる」ということにしたいと思います。
この2点ができることにより、スピーキングなど他の語学力も効果的に伸ばすことができるようになります。
それでは、次の章でどのように英文法を身に着けていくのかを解説していきます。
英文法を身につける3つのステップ
英文書に書いている内容を深く理解する
ここで重要なのが、他人に教えることを前提にインプットを行うことです。他人に教えることが一番効率のよい学習方法です。教える相手がいない場合は、SNSなどで学んだことを発信するのもよい手段です。アウトプットを意識したインプットを行うことで、内容をより深く理解することができます。
オリジナルの英作文を作る・話す
「オリジナルの英作文を作れる=英語ができる」ということです。日本人は英語に答えを見つけようとするため、例文の暗記などを行ってしまいます。しかし、その例文をネイティブとの会話をする際に使うことはほとんどありません。だからこそ英文法というルールを覚えてそれを応用して初めて理解したと言えます。
とはいえ、オリジナルの英作文を作るのはかなりハードルは高いです。最初は例文の単語を入れ替えるだけでもOK!自分の生活で使うような英文を作ることを意識しましょう。
英文が作れたらその言葉を発音する。英語は発音することで定着率を高めることができます。自分の生活で実際に使うようなイメージを持ちながら、発音を繰り返し行いましょう。
英語に触れる機会を増やしていく
基礎を理解できたら、あとは少しずつ英文に触れる機会を増やしていくだけです。ここからは、様々な形で英語に触れる機会を増やしていきましょう。3か月で理解はできたが、そのあと全く勉強をしなければ忘れてしまいます。毎日少しでも英文に触れることで英語の文構造がしみつくようになるので、継続して英語に触れる習慣を身につけましょう。おすすめは多読・多聴です。が、自分が続けられる学習方法ならどんな形でもOK!
3ヶ月の学習日程
1日の勉強量は2時間以上
3ヶ月の学習日程は1日2時間以上の時間を取ることが前提となっています。通勤・通学の移動時間や無意識に触っているスマホの時間などの隙間時間を減らし、1日30分からでもいいので学習の習慣を身につけましょう。どんな学習方法を学ぶより、英語を学ぶ習慣がついている人の方が確実に英語力は伸びていきます。
1ヶ月目の学習日程
最初の1ヶ月目で以下のようにな手順で参考書を1周します。実際はこれで2周分勉強できていることになります。
- 平日:毎日1章ずつ参考書の勉強を行う。
- 休日:平日に学んだ範囲の復習
2ヶ月目の学習日程
2ヶ月目からは、英文法学習の応用になります。
- 31〜40日目:参考書をもう1周復習
- 41〜60日目:オリジナルの英作文を各章ごとに作る
- 41〜60日目:作った英作文を発音
3ヶ月目の学習日程
3ヶ月目からは英文法を定着させていきましょう。
- 自分の興味のある分野の多読・多聴
- 英語日記をつける
多読をする際に、前から読んでスラスラ理解できれば英文法の理解はバッチリです。わからない単語は調べながら表現を増やしていきましょう。
英語日記は短文で、1日15分ほどの時間で大丈夫です。毎日の出来事を表現できるようになっていれば、英文法は完璧です。もちろん単語がわからない場合は調べてOK!
おすすめの英文法教材
質の高い英文法書を選ぶことは大切ですが、それ以上に大切なことは参考書を1つに絞ることです。2つ参考書を紹介しますが、その中から1つだけをやり込んでください。周りと差をつけようと両方やるのは超非効率です。そのやる気があるなら、同じ参考書を2倍勉強してください。ちなみに私はForestで勉強をしました。
総合英語Forest
Forestは、「本質の理解」「基礎力の構築」「詳細な文法知識」というようにパートに分けて少しずつ理解を深めていく参考書です。イラストや例文もそれぞれのパートに用意されており、初心者には取り組みやすい内容となっています。が、説明が丁寧であるため1冊の量が多いというデメリットもあります。24章に分かれているので、1ヶ月で1周を目安にしっかりと英語の基礎を身につけたい方にはおすすめです。
一億人の英文法
「感覚的な理解」に重点を置いている本書は、英語初心者にも親しみやすく著者が言っているように、ボリュームはあるが、10日間もあれば多くの人が読了をできるほど楽しく英文法を学ぶことができる。
よくある質問
問題を解いたほうが早く覚えられるのでは?
問題をたくさんとくと出題の傾向やある程度のルールは理解することができます。が、いざ自分で英文を作れなかったり、一つ一つの応用を勉強するのに多くの時間が必要となります。結果的に非効率なので、問題は基礎ができた後に確認として行うことをおすすめします。
何度も繰り返し見直したほうがいいですか。
文法の学習は1冊の参考書を5回で十分です。
もちろん人によって差はあるので、複数回やっても問題ないです。しかし、文法はあくまでも英語のルールを理解することが重要なので、暗記しようとは思わないほうがいいです。
例文は丸暗記したほうがいいですか?
例文の丸暗記の必要はありません。文法で重要なのは、文の構造を理解することです。なので、例文を丸暗記することに執着を置き、時間を費やすことはおすすめはしません。文法の意味を理解したら、がいいです。
なぜスピーキング力が伸びるの?
文法を理解することは、自分で独自の英文を作れるということです。英文が作れるということは、自然と自分が思っていることを話せるようになることなので、必然とスピーキングスキルは上達していきます。
しかし、スピーキングの際に、英文法を意識しすぎるのは厳禁。多くの日本人は完璧な英文法を使おうとして、逆に離せなくなるのでスピーキングのときは、相手に思いを伝えることを重要視しよう。