リスニング力を向上させたいと考えている人「シャドーイング学習のやり方を知りたい。これからリスニング力をつけたいけど、いったいなにをしたらいいんだろう…。頑張りたい気持ちはあるけど、手順がわかりません。具体的な方法を教えてください。
こういった疑問に答えます。
- 本記事のテーマ
英語リスニング力向上の要諦!シャドーイングの方法を徹底解説
- シャドーイングの学習の始め方
目標設定:TOEICリスニング400点以上 基礎理解:シャドーイングって何? 学習手順:シャドーイングの学習方法7ステップ 学習期間:半年でTOEICリスニング400点は可能!
- 読者さんへの前置きメッセージ
本記事では「これから英語が聞き取れるようになりたいけど、どこから手をつけていいか分からないよ」という方に向けて書いています。
この記事を読むことで、「リスニングの目標設定、具体的なシャドーイングのやり方、必要期間」までをイメージできるようになると思います。
「自分に長所なんてないなぁ…」と感じていた僕を救ってくれたのが英語学習です。 学生時代に英語に真剣に取り組んだことで人生が変わった僕が、過去の自分にアドバイスをする思いで、記事を執筆します。
それでは、さっそく見ていきましょう。
①目標設定;TOEICリスニング400点以上
目標はTOEICリスニング400点でいいと思います。
すでに明確な目標がある場合はもちろんOKです。私もエマワトソンのスピーチを理解できるようになりたいと思いながら始めました。しかし、明確な目標がない人は、「就職・転職にも有利」になり、市場価値が高まるので、ひとまずこれを目標としましょう!
TOEICリスニング400点のレベルってどのくらい?
TOEICリスニングは下記のような状態になっていれば獲得できます。
・間接的な応答や幅広い語彙を使用した文章を理解できる。
・幅広い語彙があっても、話の主旨を長い聴解文でも理解できる。
・短い会話文で、難解な語彙や複雑な構文があっても理解できる。
・広範囲にわたって情報を関連付けられる。
現時点だと、「は?絶対無理やん・・・」っと感じる人もいると思いますが、継続すれば必ずできるようになります。しかし、時間はかかるのでそれは覚悟しておいてくださいね。とはいえ、何年間もかかるというわけではありません。継続して学習に取り組める人が身につけられるスキルです。
また、レベルの到達基準を見てわかったと思いますが、400点をとるには語彙力の強化も必要となります。単語力に自信のない方は、単語学習方法を下記にまとめているので、チェックしてみてください。
②基礎理解:シャドーイングって何?
シャドーイングとは?
聞こえてくる音声の少し後に追いかけるように発音を行う英語学習です。
音声:I’m happy to meet you
自分:・・・・・・I’m happy to meet you.
このように音声の1秒くらい後に同じ英文を繰り返し発音できるようにしましょう。
文字ではわからないと思った方は、こちらの動画を参考にしてください。
シャドーイングのメリット
シャドーイングは障壁は高いですが、この学習方法を取り入れることで英語力全体をあげることが可能です。なかでも代表的な3つを紹介します。
①リスニング力の向上
シャドーイングに取り組むことで、英語の音を聞き取れる耳を短期間で作ることができます。また、少し遅れて発音を行うため、音についていくだけでなく文の意味を理解しながら行うので、リスニング力が飛躍的に向上します。
②発音とイントネーションの改善
正しい発音を聞いた後、すぐに真似をする形で発音を行うため、発音とイントネーションの改善にもつながります。というのも、英語特有のリズムを掴みやすいからです。アクセントやどこで区切っているかを意識することで
③スピーキング力の向上
関係ないように思えますが、スピーキング力の向上にも効果があります。というのも、シャドーイングがアウトプットの一端を担っているからです。意味を理解しながら発音を行う練習はタフではありますが、スピーキング力の向上にも直結します。
③学習手順:シャドーイングの学習方法7ステップ
シャドーイングは効果が大きい分、負荷も大きく、間違った方法で学習をしてしまうと何の力もつかず挫折してしまったということが起こる可能性が大きいです。
以下の7つのステップで学習を進めていきましょう!英語力に自信がある人は④からで大丈夫です。
①音声なしでスクリプトを読む
まずはスクリプト(シャードーイングを行う教材のの文章)を読み、意味のわからない点がないかの確認をする。この際に、文法の理解もできるとさらにいいです。
②音声を聞き込む
正しい発音や文のつながりで聞こえにくいところの確認など、ネイティブの英語のリズムを学びます。
③テキストを見ながら音読する
聞き込んだ音声の発音を真似するように音読する。しっかりと声を出し、その文章に気持ちを込めて音読をする。本の読み聞かせを小学生にしているようなイメージ。
④テキストを見ずに音声と一緒に発音をする。(録音をする)
聞こえた音声を同時にそのまま発音する。しっかりとスピードについていき、発音とイントネーションも意識することが重要。この際に自分の発音チェックのため録音を行なっていると良い。
⑤録音した音声を確認
自分がイメージしていた発音と客観的に自分の音声を聞いたときのイメージの差に気づくはず。定期的に行うことにより、さらに発音やイントネーションの改善ができる。
⑥テキストを見ずに音声から少し遅れて発音をする
④のイメージを持ちつつ、例の音声の1秒後くらいに発音をおこなう。これは、英文の理解とリスニング力の両方が鍛えられていないとできません。このレベルまでスラスラできるようになれば、あとは継続あるのみ!
⑦音声の速度を早くする
慣れてきたら、音声を1.5倍速にして、シャドーイングができるように負荷をかけてみましょう。自分が読めるスピードの英文は必ず聞き取れます。英語学習の教材はネイティブと比べるとスピードが遅い場合がほとんどなので、自分で負荷をかけましょう。
よくある質問:シャドーイングで気をつけるべき点は?
結論は下記になります。
・恥ずかしがらずネイティブになりきって行う。
・声を出して行う
・定期的に声を録音して発音のチェック
・レベルに合った教材を選ぶ
・文の意味を理解しながら行う
・完璧を求めすぎない
・無理な場合は③までを繰り返し行う。
いきなり全てやることは難しいので、一つ一つ改善していけばOKです。
④学習期間:半年でTOEICリスニング400点は可能!
英語は1日丸暗記を行なって身につくようなスキルではありません。とはいえ、日常英会話やTOEIC700点以上の 獲得であれば、何年間もかかるというわけではありません。毎日継続して取り組む中で必ず結果が出るのが語学学習です。
まずは1日2時間以上に挑戦しよう!
「ながっ!」って感じた人もいると思いますが、実際このくらいの勉強時間は必要です。英語に慣れるという意味でも毎日2時間以上の勉強に取り組みましょう。
多忙の中だとは思いますが、現代人の隙間時間は平均1時間9分と言われています。この時間を活用し、2時間の学習期間を確保しましょう。とはいえ、いきなり2時間もやる気が出ないという人は15分からでも大丈夫です。まずは行動することが大切!みんながテレビを見てリラックスしてる時に、勉強を頑張っている自分を褒めながら無理しすぎず継続していきましょう!!
成長を感じるのは3ヶ月継続をしてから
はじめは、英語を聞くのさえストレスに感じることもあると思いますが、3ヶ月も継続すると少しずつ自分の成長を感じることができます。自分の成長を感じると、モチベーション維持にも繋がり英語力はどんどん伸びていきます。
善は急げ!まずは3ヶ月間は継続すると決めて、早速学習に取り組みましょう!
シャドーイングはまだ早いと感じる方や、他のリスニングの勉強方法を知りたいっていう方は、下記の記事にまとめているのでチェックしてみてください。